2020年8月19日水曜日

80年代の反動化が衰退途上国を招いた?

1980年の同日選挙を境に、中曽根内閣のもと日米安保体制の強化が進み、名実共に日本がアメリカの番犬となって、ソ連、アジアを睨みつける構造が教育にも波及したのか、50代くらいから下の世代にアメリカ盲従(服従)アジア蔑視(嫉妬)の主張が目立つ。歴史修正主義とともに科学への懐疑を特徴とする。衰退途上国の負け惜しみといっても良いだろう。事実に立脚しないこうした主張は、国の衰退を加速するだけで、アジアとの差がさらに大きくなるひとつの要因となっいるように思える。すでにアジアとの対等の立場から出発している30代以下の世代の方が、正確な自己分析と適格な対応で、新しい日本の可能性を切り開く可能性を感じる。