2025年1月25日土曜日

再びブログ再開を誓う

 2020年5月30日にブログの再開を誓って、その後いくつか書いただけで、4年以上が過ぎていた。日記の代わりというか備忘録として日々の記録をまとめておくのがこのブログの第一の目的、日々の思索のメモとして、思いついたことをメモしておき、後に整理したいというのが2つめの目的であったが、いずれも中途半端になっている。

事務所のスタッフは毎日出勤簿を付けていて、比較的細かく日々の作業をメモしているので、何月何日に何をしたということが、出勤簿を見ればわかるが、私の場合は、ほぼ記憶が頼りになるが、もう歳なので少し前の記憶もあやふやである。1年前の旅行でさえどこをどう回ったか思い出せないことも多い。そこで旅行については、この5年くらいは列車検索の結果を印刷したものやホテル予約表を印刷して、一式保存している。そのほかの外部記憶装置としては、1990年代からスケジュール帳を保存している。最初は紙のシステム手帳を使っていたが、2005年~2017年までは「秘書君」、その後はgoogleカレンダーのデジタル情報のみとなっており、これが私の生きた証となっている。しかし項目だけのメモなので、例えば「講演」などと書いてあっても、人前で喋ったはずのことも、どこで何を喋ったのか全く覚えていないものもある。ただしpptは毎回残すことしているので、人前で喋ったことの責任の分くらいは振り返ることができそうである。その他、イベント的な出来事はわかるが、日常をどう過ごしたのかはほぼ記録が残っていない。それから自分が書いて公表したもの、公表せずにPCに残っているものは、掘り起こすことが出来る。しかし、30年も経ってしまったdr.論のデータなどは、5インチFFDに保存されているものもあり、また、wordの文章やexcelの図が変換できなかったり、かなり危機的状況である。寿命も残り少なくなってきたので、いよいよ何とかしなければならない状況になってしまった。

2023年までは、本当に死ぬ一歩手前くらいまで仕事が年がら年中切羽詰まっており、ついぞこの雑記帳すらほっぽらかしていた。2024年度からは仕事が極端に減って、そろそろ年金生活への移行期と親の介護の時間の確保にちょうど良いかと考えていたが、2024年元旦の地震への対応で仕事が減った分、調査や記録のまとめ、シンポジウム、出張で講演など、内容は違ったが忙しさでは同じような1年になった。

2025年になってから、地震関係も一段落ついてきたというか、たまたまかついにか本業の仕事のスケジュールが空いて、2週間くらい時間を持て余すことができた。こんな時こそ、これまで溜まっている宿題、特に研究でやり残していることを片付けていけば良いのであるが、それまでの過労なのか歳なのか、昼間でも極端に眠くなり、1日12時間くらい寝ているような気がする。朝起きるのが遅くなったのと、事務所には正月2日から1日も休みなく出勤しているものの、パフォーマンスは極めて悪く、2~3時間くらいはデスクの椅子に座ったまま居眠りをしている。そのため、スタッフは私のいびきを聞きながら仕事をしなければならない羽目に陥っている。起きれば起きたで文句ばかりいっているらしく、何の役にも立たない邪魔な存在になっているようだ。気分転換にどこかに旅行でも行けば良いのだろうが、そこまでの暇でもなく、何らかの仕事は毎日ある。メリハリ付けて切り替えできるタイプでないので、没頭するか、ボーとするかどちらで、このところはボーとしているばかりである。

ボーとしていると、余計な情報を仕入れたりする余裕がすこしできて、本当は切羽詰まったことから始まったことであるが、調べ物をしているうちに「自然アクセス権」という言葉を見つけ、それについて情報を昨日少し収集した。とても興味を持ったのと、実際に今後の活動に有用な考え方であると感じた。本も数冊注文したので明日くらいから届くだろう。専攻してKindleで「登山者のための法律入門」という本を流し読みした。とても平易な文体で書かれており1時間ほどで読むことができた。内容は自然アクセス権とは直接は関係の無いのものであるが、「山はだれのもの」かということを考えるヒントとなればと思い読んだのものである。その点でも有用な知識が得られたが、同時に自然を使ったさまざまな取組、例えば自然観察会やエコツアーをする上での必要な法律知識を知る上でとても役に立った。Kindleで読んでしまったが、スタッフにも読んでほしいので紙版も買うことにした。

ところで、またいつまで続くかわからないが、2025年、防備録を再開したいと思う。

昨日1月24日(昨日)の防備録

・10時に出勤して21時まで事務所に滞在
・うち5時間ほど能美の自然観察会関係の雑務(うち1-2時間居眠り)
・うち30分ほどスタッフミーティング
・うち5時間ほど自然アクセス権に関する資料集め
・夕食を買い物して帰る

昨日のことですらgoogleマップオンタイムラインに頼っている私。自分の生涯がこのように記録されているのですね。気になって調べたら「マイライフ」なのていうAIが日記を付けてくれいアプリもあるのですね。人の人生がデジタル化されていくのを感じます。


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