昔、社会主義に対する資本主義の優位性に、競争による多様化と技術革新の加速が挙げられていたが、どうも社会主義的といわれていた画一化や新規性を求めない方向に社会が向かっているようにも思える。社会の成熟度とも相まって、技術的に円熟してくると新規性よりも完成度や実用性からの合理性が優位となるのは理解しやすい。
これだけをみると、資本主義が社会主義的な方向に収斂していくようにも見えるが、そう単純なことでもないだろう。ただ、少なくとも社会の進歩が、資本主義の制度的限界性をあぶり出していくことになるのではないかと思う。
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